
こんにちは、てつやまです。
今日紹介する1冊はこちら
『心がどんどんラクになる がんばらない練習帳』なおにゃん/鹿目将至(監修)

本書は、「自分が不幸せになるような努力をしない!」をモットーに、
著者、なおにゃんさん自身の過去の経験則から学んだ考え方を紹介。
また、精神科医・鹿目将至さんの監修による、お医者さんからのコメントもあります!

なんでこの本を読んだの?

私自身、「頑張ること」に注目して生きてきました。
そうして、鬱になったり体調を壊してしまったり…
そんな生き方を振り返るなかで、「頑張らない」という考え方はとても新鮮でした。
私も「頑張らない」で生きていく道を探っていきたいと感じ、読んでみたくなりました。
本の内容で大事な3つのポイント
①休むことに負い目を感じなくていい理由
②完了主義の考え方
③他人とくらべて悩む人へのアドバイス
一つずつ解説していきます!
①休むことに負い目を感じなくていい理由
休むのは怠けじゃなくて効率アップのカギ
最近、年のせいか、疲れやすくなっているような気がします…
『心がどんどんラクになる がんばらない練習帳』という本を読んでみると、休むことの大切さがよく分かります。
私たちの社会では、常に忙しくしていることが美徳とされがちですが、
実際には休むことがとても重要です。
例えば、長時間働き続けると集中力が低下してミスが増えることがあります。
そんな時、適度に休憩を取ることで、頭がスッキリして効率が上がった経験もあるはず。
休むことは決して怠けることではなく、むしろ効果的に働くための大事な時間です。
休むこと=自己管理!
また、心と体の健康を保つためにも、休むことが必要です。
過度のストレスは病気や精神的な不調の原因になります。
私自身、鬱で休職した原因の一つに、「自分でなんとかしなければ…」という、ストレスを発散することができなかった経験があります。
今振り返ると、業務時間外にまで、あれほど気を張る必要はなかったように思います…
適度に休息を取ることは自己管理の一環であり、自分自身を大切にする行為なのです。
リラックス=ひらめきの源
さらに、リラックスしているときにこそ創造力が湧いてきます。
散歩をしているときや趣味に没頭しているときに、ふとしたアイディアが浮かぶことがありますよね。
これも、脳がリラックスしているからこそ生まれる現象です。
このように、休むことはパフォーマンスを向上させ、心身の健康を保つために必要不可欠なものです。
だから、休むことに負い目を感じる必要は全くないのです。
②完了主義の考え方
完璧より、「とりあえず完了」!
次に、「完了主義」という考え方についてお話しします。
『心がどんどんラクになる がんばらない練習帳』では、完璧を目指すのではなく、
まずは「終わらせる」ことに重点を置く完了主義を提案しています。
完璧主義は高い基準を持っているように見えますが、実は非常にストレスがかかり、非効率的です。
完璧を追求するあまり、なかなか物事が終わらず、結果として他のタスクに取り掛かれないことがあります。
「80%でOK!」の思考
一方で、完了主義は、まずは「終わらせる」ことを目標とするので、80%の完成度で良しとし、その後で必要に応じて修正や改善を行います。
たとえば、仕事上のタスクを、上司から依頼された場合。
上司の意図を組み、100%の成果物を提出しようとすると、上司が考える期限を超える時間がかかってしまいがちに…
たとえ、期限内だろうとも、他人のことをすべて把握することはできません。
どうしても、リテイクはでるでしょう。
それならば、初めから80%の出来で提出した、または助言を求めたほうが、お互いにコミュニケーションがとりやすくなるはずです。
時間とエネルギーを効率的に使い、より多くのタスクをこなすことができるはずです。
完了主義でリラックス
完了主義のもう一つの利点は、精神的な負担が軽減されることです。
完璧を求めるプレッシャーから解放されることで、ストレスが軽減され、リラックスして取り組むことができるようになります。
結果として、パフォーマンスが向上し、達成感を味わう機会も増えます。
完了主義でチャレンジ精神UP!
さらに、完了主義は自己成長にもつながります。
完璧主義だと、NGを出されるたびに、自己肯定感がさがってしまいます。
しかし、完了主義なら、「し終わった」という自分側の成功体験を積み重ねることができます。
そして、失敗を恐れずに挑戦することで、学びを得て成長できるというポジティブな考え方が、自己成長を促進するのです。
このように、完了主義を取り入れることで、ストレスを減らし、効率的に物事を進めることができるようになります。
③他人とくらべて悩む人へのアドバイス
比べることが当たり前の現代
最後に、他人とくらべて悩む人へのアドバイスについてお話しします。
SNSやメディアを通じて他人の成功や幸福を目にする機会が増えている現代では、自分と他人を比較して劣等感を感じることが多くなっています。
情報が多ければ多いほど、比較対象も多い。
一説には、江戸時代の人間が一生に得る情報を、現代人は1日で得ているとも言われています。
これだけ比較判断が求められる現代では、「必要以上に比較しない」スキルが求められるのです。
「比較しすぎ」がNGな理由
まず、他人と比較することの弊害について理解することが重要です。
他人との比較は、自分自身の価値を見失い、自信を喪失する原因となります。
また、他人の成功や幸福に焦点を当てることで、自分自身の努力や成果を過小評価しがちです。
このような状況では、自己肯定感が低下し、モチベーションも下がってしまいます。
自分軸で生きる!
そこで、自分自身を大切にすることを、本書では提案しています。
まず、自分自身の価値観や目標に基づいて行動することが重要です。
他人の基準ではなく、自分が何を大切にし、何を目指しているのかを明確にすることで、他人との比較から解放されることができます。
「感謝」は最強のメンタルケア!
また、感謝の気持ちを持つことも有効です。
自分が持っているものや、日々の小さな成功に感謝することで、自己肯定感が高まり、他人との比較が減少します。
感謝の気持ちは、幸福感を増し、ポジティブな心の状態を保つのに役立ちます。
「他人の成功を祝える人」が結局自分も幸せにする!
さらに、他人の成功や幸福を素直に喜ぶことも重要です。
他人の成功を妬むのではなく、共に喜ぶことで、自分自身もポジティブな影響を受けることができます。
他人の成功を祝福することは、自己成長にもつながり、より豊かな人間関係を築くための一助となります。
成長はマイペースなもの!
最後に、成長は、「自分自身のペース」で進めることが大事です。
人それぞれ、成長のペースや成功のタイミングは異なります。
自分自身のペースを尊重し、焦らずに一歩一歩進むことが大切です。
他人との比較ではなく、昨日の自分と今日の自分を比べて成長を実感することが、長期的なモチベーションを保つ鍵となります。
まとめ
繰り返しとなりますが、本書のポイント
①休むことに負い目を感じなくていい理由
②完了主義の考え方
③他人とくらべて悩む人へのアドバイス
この本を読んで、いかに自分が「頑張る」という思考に縛られていたのかを知りました。
「頑張りすぎて生きていくのがしんどい人」というのは、「頑張らない」という生き方に憧れるもの。
しかし、自然に「頑張らない」を実践することは難しい。
「頑張らない」を意識するうえで、本書はとても参考になりました。
私も、「頑張りすぎているな」と感じたら、本書で学んだことを思い出したと感じました。
この本は
・「がんばらない」が苦手な人
・完璧主義な人
・他人と比較してくよくよする人
におすすめな一冊です!
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