
こんにちは、てつやまです。
今日紹介する1冊はこちら
『うまく描くの禁止 ツラくないイ上達法上達法』
さいとうなおき

本書は、イラストをうまく描きたいけど上手くいかない人向けに、
技術よりもイメージが重要であること、作業工程の細分化などを通じて、
「ツラくなく上達する」考え方を紹介しています。

なんでこの本を読んだの?

私自身、最近イラストを描き始めた初心者です。
そんな自分にとって、「楽しく、そして長く描いていける方法、考え方」は、
とてもためになると感じて読んでみました。
タイトルのインパクトも、読みたくなった一因です。
本の内容で大事な3つのポイント
①イメージと細分化が大事!
②個性と根拠という話
③センスと前向きな姿勢
一つずつ解説していきます!
①イメージと細分化が大事!
シミュレーションすること、作業工程を細分化することが重要
イラストの上達には技術よりもイメージが重要であり、
シミュレーションすることで効果的に描ける!
また、作業工程を細分化することで、効率的に進められる!
本書を読んで真っ先に驚いたのは、イメージが先で画力が後だという点です。
技術を上げるためには「こうすればできるんだ!」という感覚が一番有効だと著者は強調しています。
私は、イラストを上達させるためには、とにかく描き続けるしかないと思っていましたが、
そうではなくイメージが重要なのだという気付きを得ました。
私自身、普段からどうやれば上手くいくかを、シミュレーションしてから行動する癖はありました。
しかし、イラストのような芸術に関しては、どこか別物だととらえ、
それが当てはまらないと、無意識に思い込んでいました。
これからイラストを描く際には、見本を観察し、
どうやって描かれているのかをイメージしながら描いていこうと思います。

さらに、作業工程を細分化することの重要性にも触れられています。
作業工程を細分化することで、どの部分が修正改善が必要なのかが分かりやすくなります。
これは、セーブデータを取っておくような効果もあり、
モチベーションを保つ上でも、非常に有用だと感じました。

②個性と根拠という話
個性は「隠しきれない」もの、根拠ある説明には、信頼と納得感が生まれる
個性は自然と現れるものであり、無理やり絞り出すものではない。
また、根拠に基づいた説明が納得感を与え、信頼を得る。
本書では、個性の大切さについても言及されています。
個性とは絞り出すものではなく、隠してもあふれ出るものだと、著者は強調しています。
そして個性はその人間の「クセ」でもあり、好きな人と嫌いな人がはっきり分かれるものです。
そして個性とは、どんなに薄めてしまっても、好きな人には気付かれ、
嫌いな人には、クセを薄めることで、苦手な人への配慮となるのです。

さらに、根拠に使える要素として、客観的データや偉人の言葉、経験談が挙げられています。
これはイラストだけでなく、ライティングや文章でも同様に重要なポイントです。
ファンが納得感を得るための根拠は、信頼を築く上で欠かせない要素であり、説得力を持たせるために必要不可欠です。
③センスと前向きな姿勢
センスは鍛えられるもの!他人と比較しすぎずに挑戦することが大切
センスは鍛えられるものであり、目的が最も重要。
自分の実力を認め、他人と比較しすぎずに、自分の未来を信じて新しいことに挑戦する姿勢が必要。
センスと才能の違いについても本書で詳しく説明されています。生まれ持ってあるのが才能、鍛えられるのがセンスという考え方が示されています。
センスは「目的×行動×精度」で鍛えられるものであり、そのうち一番大事なのが「目的」。
何のために描いているのかを、モチベーションが下がった時に思い出すことが重要です。

さらに「井の中の蛙力」という考え方も紹介されています。
上を見たらきりがない時代に、あえて上級者と自分を比較しすぎず、
今の自分の実力を認めてあげる意識が大切です。
インターネットで、上手い人の絵を簡単に見られる時代だからこそ、人と比べて落ち込むリスクが高まります。
自分の中のハードルを下げ、自分の実力を認めることが、モチベーションを保つ鍵となります。
まとめ
繰り返しとなりますが、本書のポイント
①イメージと細分化が大事!
②個性と根拠という話
③センスと前向きな姿勢
この本を読んで、イラストを描くことについて、新しい視点を得ることができました。
技術よりもイメージが重要であり、作業工程を細分化することで効率的に進められることや、
センスを鍛えるためには目的を持つことが重要であることなど、
具体的な方法論が満載でした。
今後、イラストを描く際には本書の教えを活かし、
ツラくなく楽しみながら上達していきたいと思います。
この本は
・イラストに興味がある人
・イラストが描けるのは、「才能がある人だけだ」と思っている人
・絵を描くモチベーションが下がっている人
におすすめな一冊です!
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