
こんにちは、てつやまです。
このたび、EDAさんの異世界料理小説
『異世界料理道⑲』を読みました。

☆こんな人にオススメ!!
・人との距離感に悩んでる人
・誰かのために「自分ができること」を見つけたい人
・好きなことに理由なんていらないって思いたい人
《作品情報》
・書名 異世界料理⑲
・著者 EDA
・出版社 株式会社ホビージャパン
・頁数 330
1.この本のここが凄い!
「異世界×料理」というのは、珍しいものではありません。
しかし、本作品が他の料理ファンタジー小説と違うのは、「チート」が全くないこと!
一つ一つ、異世界の食材と、見知った現代の食材を照らし合わせ、試行錯誤で料理していく。
そうして、料理を通じて、人と人の縁を紡ぐところが、ハートフル!
なぜこの本を読んだのか
他作品よりも、リアルに描かれた異世界料理小説だったから読み進めました。
没入しながら読むことができ、主人公とともに成長できる作品。
2.かんたんあらすじ
異世界に迷い込んだ少年が、料理の腕で、森辺の民と呼ばれる狩人の部族たちとの縁を結んでいく話。
19巻は、貴婦人の集いや森辺への招待編。
心に響いたフレーズ
アイ=ファがこんな子供っぽい顔を俺以外の人間に見せるのは珍しいことだが、もちろん俺が嫌な気分になることはなかった。
アスタのモノローグ。
【自分の身内】である家人にしか心を開かなかったアイ=ファ。
そんな彼女が、幼い頃の親友、サリス・ラン=フォウに対して、心を許した態度をすることに、喜びを感じているアスタ。
アイ=ファのことを誰よりも想っているアスタだからこそ、彼女の幸せが自分の幸せになっているのだろうと感じました。
「だって、アイ=ファは甘いお菓子に全く興味がないみたいなんだもん」
貴婦人の集いにて、菓子料理対決をした後のアスタのセリフ。
お菓子は専門外、と感じており、さほど修練を積もうとも思えない理由を語る場面。
「大切な相手に喜んでもらいたい」というのが、アスタの料理におけるスタンス。
それゆえ、この世で一番大切なアイ=ファが、あまりお菓子に関心が薄いため、身が入らない。
オールマイティな完璧料理人ではない部分にも、アスタの魅力があると感じました。
多分明日太は、人並み外れて人間が好きなのだ。他者からの情愛で、人間がどれほど幸福な気持ちを得られるものか、それを明日太は知っている。そして、それを失う痛みと悲しみも知っている。だから明日太は優しいし、料理のことしか考えない料理バカでありながら、他者との繋がりを重んじるのだろう。
番外編 である【群像演舞】「二人の道」における、生方玲奈(うぶかたれいな)のモノローグ。
幼馴染の明日太の性質を言い表した箇所。
異世界料理道 の主人公アスタは、料理の腕前だけではなく、全く 見知らぬ土地、清廉であり 閉鎖的でもある 森辺の民と関わることを、前向きに捉えることができている。
それはここでも述べられてる通り、「人が好き」という要素が強いのだろうと思いました。
人と人が関わることで生まれる エネルギーの大きさ、強さを知っているからなのだろうと感じました。
3.まとめ
読んだことで得られたポイント
アスタは、アイ=ファが親友に心を開く姿を見て、自分の幸せのように感じていました。
彼女の喜びを、自分の喜びとしている、二人の愛情の深さを物語っています。
また、アイ=ファが甘いものに興味がないからこそ、アスタはお菓子作りに力を入れないという姿勢も印象的。
さらに、番外編では「恋愛じゃないけど大切な関係」が描かれ、人とのつながりの多様さに気づかされました。
読後、人を思う気持ちが行動の原点になることの大切さを改めて感じました。
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