
こんにちは、てつやまです。
このたび、EDAさんの異世界料理小説
『異世界料理道20~22』を読みました。

☆こんな人にオススメ!!
・人との距離感に悩んでる人
・チートなしのリアルな異世界モノを探してる人
・自分の信念に自信が持てなくなってる人
《作品情報》
・書名 異世界料理20~22
・著者 EDA
・出版社 株式会社ホビージャパン
・頁数 332/347/344
1.この本のここが凄い!
「異世界×料理」というのは、珍しいものではありません。
しかし、本作品が他の料理ファンタジー小説と違うのは、「チート」が全くないこと!
一つ一つ、異世界の食材と、見知った現代の食材を照らし合わせ、試行錯誤で料理していく。
そうして、料理を通じて、人と人の縁を紡ぐところが、ハートフル!
なぜこの本を読んだのか
他作品よりも、リアルに描かれた異世界料理小説だったから読み進めました。
没入しながら読むことができ、主人公とともに成長できる作品。
2.かんたんあらすじ
異世界に迷い込んだ少年が、料理の腕で、森辺の民と呼ばれる狩人の部族たちとの縁を結んでいく話。
20〜22巻は、復活祭と歓迎の祝宴編。
心に響いたフレーズ
もっと複雑な味付けにした方が、城下町では喜ばれるに違いない。しかし、これは宿場町の民に向けた料理なのだと、ヤンも考えを改めたのだろう。
第20巻。
アスタのモノローグ。
城下町の料理人であるヤン。
彼は、「複雑な味付けが好まれる」という城下町の流儀に乗っ取って、これまで料理を作ってきた。
しかし、城下町と異なり、宿場町では、アスタたちの尽力により、「素材の味を活かす」方向性が好まれていた。
そのため、宿場町のニーズに答えることが当初できていなかったヤン。
そんな彼が、「宿場町のための料理」に向き合い、試行錯誤している様子が、アスタ視点からわかる、そんな描写だと感じました。
「主人公の視点から見る他のキャラクターたちの成長」がみられるのも、本作品シリーズの魅力。
「貴女は一体、何歳であるのだ?」
第21巻。
「箸休め〜童女と狩人〜」より。ルウ家の長兄、ジザ=ルウのセリフ。
こういうところをストレートに聞けるのも、彼の強みなのだなと感じました。
規範や規律といったものをなによりも重んじるジザ=ルウ。
しかし、それ以外が全く どうでもいいというわけではないことがわかる、彼の人間臭さが垣間見える場面。
「……お互いに異なる習わしに従って生きる身であるのだから、なかなか真っ直ぐに心を通じ合わせることも難しいのだろうが、それでもより良い縁を紡いでいけるように努力していきたいと願う」
第22巻。
ジザ=ルウのセリフ。
サトゥラス 伯爵家との和解の席で、自らの言葉を語る 族長の長兄。
この「努力していきたいと願う」というのは、虚言が罪であるという森辺の民の気質に沿っているなと感じました。
「縁を結ぶ」ことは大事。
しかし、自らの原理原則を曲げることを、断言することはできない。
彼ら森辺の民の、「清廉さ」「誠実さ」、「生真面目さ」が良くわかる場面です!
また、「規範」を第一にする彼の性質を、印象づける場面でもあると思いました。
3.まとめ
読んだことで得られたポイント
20〜22巻では、「人と人との想いの交差」が丁寧に描かれていました。
アスタの「今を大切にする」言葉や、アイ=ファの優しさ、ジザ=ルウの規範を重んじる姿勢の中で魅せる人間臭さなど、それぞれのキャラの信念や成長が心に残ります。
読後、人とのつながりや違いを受け入れることの大切さを、改めて感じ、心がじんわり温かくなりました。
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