
こんにちは、てつやまです。
今日紹介する1冊はこちら
『マンガで成功自分の時間をとりもどす時間管理大全』
【著者】中島美鈴・【マンガ】あらいぴろよ

本書は、時間管理をスムーズに行うことができるノウハウをまとめた本です。
マンガパートでストーリーを読み進めるだけでも、十分学びとなります。
合い言葉は「すーぷもだ」!(スタート、プラン、モニタリング、脱線防止)

なんでこの本を読んだの?

友人に「先延ばし癖があり困っている」という人がいます。
私は、「適度の休憩することが苦手」です。
このように、自他共、時間管理に困難を抱えていたことがあり、
タイトルの「自分の時間を取り戻す時間管理」という言葉に興味をもち、
読んでみたくなりました。
本の内容で大事な3つのポイント
①時間管理は4つのステップで把握!
②時間管理でつまづく原因は「脳のクセ」
③自分の「時間管理でつまづくタイプ」を知ろう
一つずつ解説していきます!
①時間管理は4つのステップで把握!
時間管理の合言葉は「すーぷもだ」
「すーぷもだ」とは、時間管理の流れを、ざっくり4つのステップに分けたものの、
頭文字を組みあわせた造語です。
自分はどこでつまずいているのかを把握することが、対応策の第一歩となります。
- スタート = とりかかる
- プラン = 計画をたてる
- モニタリング= 進捗を気にする
- 脱線防止 = 最後までやりぬく
4つのステップそれぞれでつまづきやすいこと
ここでは4つのステップの中で それぞれ、つまづきやすいことを 紹介。
- スタート =とりかかる → とりかかりが遅い
- プラン =計画をたてる → 無計画・見込み違い
- モニタリング=進捗を気にする → 進捗を気にしていない
- 脱線防止 =最後までやりぬく→ 途中で脱線してしまう
4つのつまづき解消案
そして、それぞれのつまづきに対する解消案を紹介。
- スタート →とりかかりが遅い → 最初の一歩のハードルを低くする
- プラン →無計画・見込み違い → かかる時間を正しく確認する
- モニタリング→進捗を気にしていない→ アラームを鳴らして都度確認する
- 脱線防止 →途中で脱線してしまう→ 集中できる環境をつくる
②時間管理でつまづく原因は「脳のクセ」
時間管理を邪魔する3つの脳のクセ
「がまんが苦手」
「やろう!」「やりたい!」という衝動にブレーキをかけることが苦手。
「がまんする力」は鍛えて強くなるものではないので、
誘惑や刺激を減らすほうが効果的。
「がまんができない」ことを、「怠慢」と、精神論で片付けてしまいがちですが、
これが脳のクセなら、必要以上に自分を責めなくてすむ、と感じました。
「時間感覚が不正確」
ちょっとの休憩のはずが1時間経過していたり、目的地までの時間が読めなかったりします。
まず自分の時間感覚と、実際の時間を比較して、
自分の感覚がずれていることを知ることが第一歩。
たとえば、目的地までの道のりをバスで向かう場合を想定してみます。
自宅からバス停までの歩く時間+目的地近くのバス停到着までの時間+バス停から目的地まで歩く時間
というように、具体的に考えてみます。
この場合、初めて行く場所なら、迷う時間も考慮することが大事。
「ごほうびが早くほしい」
結果がすぐでることを好む傾向があります。
たとえば、試験勉強の途中で部屋の掃除を始める行為も、
「試験結果が良い」という遠いごほうびよりも、
部屋をきれいにできたというすぐ得られる満足感を優先してしまうということ。
大事なのはしくみづくり
「根性がたりない」
「やる気がないからできていない」
と考えて、自分を責める必要がないことを、本書では繰り返し示しています。
人格がまずいのではなく、やり方、しくみがまずいだけ。
しくみづくりに大事な考え方
「すーぷもだ」の、どこでつまづいているのかを確認。
そして、つまづきポイントを解決するための案を出す。
この場合、大事なのは質より量。
たくさんだした解決案から、【自分ができそうな案】を実行してみる。
実行不可能な案だと、絵に描いた餅。
自分に合った方法を見つけることが重要です。
自分が方法に合わせるのではなく、自分に合っている方法を試すことが大切。
③自分の「時間管理でつまづくタイプ」を知ろう
私(ブログ主)はどこでつまづいているタイプ?
私が本書の中で、最も当てはまると感じた「時間管理でつまづくタイプ」は
「人の都合に振り回される」
です。
これは、「すーぷもだ」において
- プラン → 計画の中に他者のことが含まれていない
- モニタリング → 自分の仕事の進捗を管理できていない
- 脱線防止 → 他者に脱線させられてしまっている
というつまづきポイントに当てはまります。
つまづきを解消する案を考えてみた
前述のようなつまづきポイントがある場合、どのような解決案があるか、
質より量で考えてみました。
プラン → 計画の中に他者のことが含まれていない
1.自分の計画の中に、他者に使う時間を設ける(例.15~16時まではOK)
2.「この時間は集中したいから」と時間を確保する(例.13~15時はNG)
3.緊急以外のことなら、チャットやラインで質問してもらう
4.「今は他者の仕事にかかわることは無理」と上司に相談
5.「質問できるのは、1日2回まで」と宣言する
モニタリング → 自分の仕事の進捗を管理できていない
1.タイマーをセットして、その都度状況を確認する
2.デスク前にでかい時計を置く
3.ふせんに仕事を書き出して、優先順位を明確化する
4.タイマーをセットして、休憩をとり頭をすっきりさせる
5.上司に進捗状況を報告する時間をとってもらう
脱線防止 → 他者に脱線させられてしまっている
1.「この時間は集中したいから」と時間を確保する(例.13~15時はNG)
2.「5分いいですか」と質問にきたら、タイマーで実際はかる
3.緊急以外のことなら、チャットやラインで質問してもらう
4.人が来ない場所で作業する
5.「自分の時間は自分で守る!」という標語をデスクに貼り付けておく
まとめ
繰り返しとなりますが、本書のポイント
①時間管理は4つのステップで把握!
②時間管理でつまづく原因は「脳のクセ」
③自分の「時間管理でつまづくタイプ」を知ろう
この本『マンガで成功自分の時間をとりもどす時間管理大全』は、
時間の使い方に悩んでいる人にピッタリな一冊です!
マンガ形式だからサクサク読むことができ、即効性の学びを得ることが可能な内容になっています。
時間管理のコツは「すーぷもだ」という4つのステップ。
「スタート(始める)」
「プラン(計画する)」
「モニタリング(進捗を確認する)」
「脱線防止(最後までやりきる)」
頭に残りやすいキャッチコピーです!
この本は「やる気がないからダメなんじゃない」と教えてくれるため、
自分を責めなくてすむ仕組みづくりを考えるきっかけを得ることができるのが魅力的です。
この本は
・いつも集合時間に遅れ困っている人
・他人に振り回されて自分の時間がない人
・時間管理で悩む友人、家族がいる人
におすすめな一冊です!
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