こんにちは、てつやまです。
今日紹介する1冊はこちら
『しっかり稼げるおうちライターの教科書』斉藤カオリ
本書は
雑誌やWebで、編集とライティングを15年行ってきた著者が、
「在宅で仕事がしたい」
「ライターに興味がある」
という人に向けて、
ライターとして仕事をしていくために必要な方法を説明しています。
なんでこの本を読んだの?
【おうちライター】という言葉に魅力を感じました。
在宅でも可能なライターという仕事を知りたいと考え、本書を読みました!
本の内容で大事な3つのポイント
①「人間関係のストレスを減らせる」ことがライター最大のメリット
②人は文章をできるだけ読みたくない!?簡潔に書くべし!
③分りやすい文の肝は、「主語と述語」を近づけること!
一つずつ解説していきます!
①「人間関係のストレスを減らせる」ことがライター最大のメリット
「人間関係で悩み続けて心が病んでいたが、そこから解放されて本当にうれしい」
これは、著者の集めた【ライターをするメリット】の声の一文です。
私も、人間関係のごたごたで、思い悩み、心が病んでいた時期がありました。
ある程度回復した今、「人間関係の悩み」を減らすことは、
生きていく上で重要なことだと感じています。
そのため、その負担が減らせる道を示しているこの声には、個人的に勇気を貰いました。
人間関係の悩みから解放
と聞くと、大袈裟で、実現不可能な言葉に取られるかもしれません。
しかし、人間関係を簡潔にし、そのストレスを最小限にできるなら、それはもはや
「人間関係の悩みからの解放」
と呼んでもいいのではないでしょうか。
なぜなら、「ストレス0」が、人間にとって最適なものではないからです。
ストレスとは、「一方的に悪いもの」という訳ではなく、
それを持つことで良い緊張感が生まれ、集中力が増し、
元気に生きる源にもなり得るものです。
ストレスと、上手に付き合うことこそ、「人間関係の悩みからの解放」だと思います。
②人は文章をできるだけ読みたくない!?簡潔に書くべし!
文章の書き方の本を読むと
「文章は簡潔に書く」
ことが大切と描かれています。
なぜ、簡潔に書くことが大事なのか。その答えの一つが
「人は文章をできるだけ読みたくない」からです。
記事を読む人は、その書いているライターの文章を読みたくて、読んでいる人ばかりではありません。
大多数の人は、何か解決策を知りたかったり、興味があるので結論が知りたかったりと、
文章自体は、出来れば読みたくない人です。
一方、小説などは、その著者の文体のファンであったりして、文章自体を読むことを楽しむ、
「その著者の文章を読みたい」人が多いです。
そして、小説を読み慣れている人は、簡潔な文章に物足りなさを感じる人も…
そのため、実際に記事を書こうとすると、あれこれ書き足し、抽象的な言い回しを使って、
自分が好きな文体で書いてしまう過ちを犯してしまいがちです。
だから、ライターとしての「文章の簡潔さ」を徹底するためには、
「文章をできるだけ読みたくない」人が当たり前にいる事実
を認識することが大切です。
③分りやすい文の肝は、「主語と述語」を近づけること!
分りやすい文章のポイントは、「主語と述語」を近づけることです!
「文章をできるだけ読みたくない人」に向けた文章は
・簡潔
・わかりやすい
文章です。
たとえば
「私は読書が好きです。読む本はミステリや実用書です。
ミステリは特に、クローズドサークルものが好きです。」
という文章と
「私は、ミステリや実用書、ミステリは特にクローズドサークルもの読むことが好きです。」
という文章では、
前者に比べ、後者は、主語と述語が離れていて、
読み終わったあとすんなり頭に入ってこなかったのではないでしょうか。
主語 と 述語
「誰が、どうした」という、文章の根幹部分を掴むことができれば、
本筋を外さず、誤った理解による回り道も、防ぐことができます。
まとめ
繰り返しとなりますが、本書のポイントは
①「人間関係のストレスを減らせる」ことがライター最大のメリット
②人は文章をできるだけ読みたくない!?簡潔に書くべし!
③分りやすい文の肝は、「主語と述語」を近づけること!
私自身、人間関係のいざこざに悩ませられる機会を、減らすことができる働き方、
そんな生き方がしたいと強く思います。
本書は、そんな想いに応えてくれる本だと感じました。
タイトルの【教科書】という言い回しについて。
一度読んでおしまい、にするのではなく、
手元に置いて、困った時に読み返し、進めていく。
まさに指南書のような、心の支えとなる1冊です。
本書「はじめに」より抜粋
- これからライターを始めてみたい方
- 家事や育児に忙しく、家で仕事をしたい「在宅ライター志望」の方
- 副業としてライターをスタートしたけれど「基本の書き方」が分らない方
には、本書をおすすめします。
とあります。
付け加えて
「人間関係のいざこざを最小限にしたい方」
にもおすすめな1冊です!
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