てつやま
こんにちは、てつやまです。
このたび、岡本好貴(おかもとよしき)さんのミステリ小説『帆船軍艦の殺人』を読みました。
《作品情報》 第33回鮎川哲也賞受賞作
・書名 帆船軍艦の殺人
・著者 岡本好貴(おかもとよしき)
・出版社 東京創元社
・頁数 332
1.この本のここが凄い!
ミステリでありながら、冒険小説のような壮大な作品
あらがえない絶望の中、どう生きるか?を問う!
なぜこの本を読んだのか?
第33回鮎川哲也賞受賞作ということで、期待大!
「帆船軍艦というクローズドな場所での不可能犯罪」という触書に魅力を感じました!
2.かんたんあらすじ
帆船軍艦というクローズドサークル内での殺人!?
戦時中の英国。上官の命令は絶対!
ミステリでありながら、冒険小説のような作品!
心に響いたフレーズ
「生きていれば、陸に戻る機会が巡ってくるかもしれない。
それまでここで何とかやっていこうじゃないか。
自分のために、そしてきみの家族のために」
→無理矢理、帆船軍艦に徴兵された主人公ネビル。
そんなネビルを励ます、友人の一言。
身重の妻を残して、海上の戦場に連れられてこられたネビル。
そんな絶望の中でも、一握りの希望を抱いて生き抜くことを決意する場面。
自分なら、どうできるだろうと、考えずにはいられない場面です。
3.まとめ
読んだことで得られたポイント
骨太な世界観から生み出される読後の爽快感!
地獄の中でも、一握りの希望を抱く大切さ…
この本の帯の紹介文
→この舞台でのみ可能なトリック
まさしくタイトルどおり『帆船軍艦の殺人』!
「非日常を味わいたい人」
「謎も好きだが、人間模様も味わいたい人」
におすすめな作品です!