「自分の当たり前」が誰かの役に立つ!/『『ぼっち起業』で生きていく。』杉本幸雄

てつやま
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こんにちは、てつやまです。

今日紹介する1冊はこちら

『『ぼっち起業』で生きていく。』杉本幸雄

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本書は、人との関わりが苦手な人でも、性格を変えずに自分らしく
働ける方法を教えてくれます。
合わない職場で無理せず、自分の強みを活かして起業するという選択肢があることを、やさしく教えてくれる内容です。

なんでこの本を読んだの?

てつやま
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うつを発症して、その後数社、会社勤務しながら、退職を繰り返してきました。

そんな中、「起業」という、一人で生きていく道を学びたくて、
読んでみたくなりました。

本の内容で大事な3つのポイント

①自分に〇を出すことが、人生を変える一歩

②「合わない働き方」≠「自分がダメ」

③自分の強みを知って、相手の役に立てば、ちゃんと生きていける

一つずつ解説していきます!

①自分に〇を出すことが、人生を変える一歩

「性格は変えなくていい」と肯定される安心感

『ぼっち起業で生きていく。』を読んで、最初に感じたのは

「このままの自分でいいんだ」

と思える安心感でした。

世の中には“陰キャ”や“コミュ障”に対して、まだまだネガティブなイメージが根強く残っています。

そんな中で、

「性格は変えなくていい」

とはっきり示してくれる著者の言葉は、まるで自分自身を認めてもらえたようで心がほっとしました。

「自分にYESと言えること」が、人生における土台となる!

著者は、

「自己肯定感があってこそ、自分で考えて、自分で選んで、自分で働くことができる」

と主張しています。

本書では、自分に「YES」を出すという考え方が、何度も登場します。

しかし、それはただの自己満足ではありません。

むしろ、“今の自分を肯定する”ことが、起業のような選択や挑戦のスタート地点なのです。

私自身、人付き合いが苦手で、自分の内面を否定しながら生きてきた時間が長くありました。

でもこの本のおかげで、「そのままの自分に〇を出していい」と思えるようになり、
それだけで少し心が軽くなりました。

②「合わない働き方」≠「自分がダメ」

「職場がしんどい」のは、「場所が合ってないだけ」かも

会社勤務が続かない。

人間関係がうまくいかない。

そんなとき、人は「自分が悪い」「自分が弱い」という思考の闇に囚われてしまいがちです。

私も、周りと違ってうまくいかず、自分を責め続けていた時期があります。

しかし本書は、そんな思い込みに、軽やかに「待った!」をかけてくれます。

著者の杉本さんは、「雇われること自体が向いていない人もいる」と言い切ります。

つまり、組織のなかで働くのがしんどいなら、それはあなたの性格や能力のせいではなく、

“環境が合っていないだけ”かもしれないということ。

これは、長年「どこに行っても続かない自分」に自信を持てずにいた私には、
とても希望のある言葉でした。

最低限のつながりで自分らしく働ける希望の働き方

本書で紹介されている“ぼっち起業”という働き方は、

「雇われる働き方が合わない人」たちにとって、ひとつの希望となります。

もちろん、誰とも関わらずに生きていくことは現実的ではありません。

しかし、最低限の人間関係でやっていける働き方はある。

これは、コミュニケーション疲れに悩む人にとっては、大きな救いです。

私自身、「人付き合いを最小限に抑えたい」という気持ちは、とても切実なものでした。⁠

ストレスを減らしながら、無理なく生きる。

その道筋が、本書では丁寧に、言語化されています。

③自分の強みを知って、相手の役に立てば、ちゃんと生きていける

「自分の当たり前」が「誰かの価値」になる生き方

この本のなかで、最も現実的で実用的だったのが

「自分の強みを仕事に変える」というパートです。

著者は、

「頑張ったことがない人が、起業してから頑張れるはずがない」

とズバッと言い切っています。

一見厳しい言葉ですが、その裏には、

「これまでの自分の努力や関心が、ちゃんと活きる道はある」

という励ましが含まれています。

たとえば、自分が当たり前に知っていることでも、未経験の人にとっては価値になる。

著者はそれを「オタクネタをお金に変える」と表現しています。

これはまさに強みの再発見です。

自分では「こんなの大したことない」と思っていた知識や経験が、実は他人の役に立つ可能性がある。

その視点の転換が、大きなヒントになります。

あなたの「強み」が、「誰に刺さるか」を考える

また、仕事を作るうえで大事なのは、

「自分が何をできるか」だけでなく、「誰にとって役に立つのか」

を知ることだとも語られていました。

これは、自分よがりな“強み探し”ではなく、相手の視点に立つことで、

ようやく“仕事”として成立するという、地に足のついた考え方だと感じました。

いくら自分の強みが、他人の価値になりえると言っても、

「誰がその価値をお金に換えてでも欲しいか」を考える視点が欠けていては、

「木を見て森を見ず」となってしまいます。

「臆病さ」はビジネスの「安全装置」

さらに著者は、

「ビクビクした性格はビジネスで失敗しないための“安全装置”になる」

とも述べています。

これも私自身には無い視点で、目からウロコが落ちる思いでした。

自分の臆病さを“欠点”ではなく、“長所”として受け止める価値観は、ありそうでなかった気がします。

だからこそ、自己理解を深めること=生き方の武器になるというメッセージが、
より強く響きました。

まとめ

繰り返しとなりますが、本書のポイント

①自分に〇を出すことが、人生を変える一歩

②「合わない働き方」≠「自分がダメ」

③自分の強みを知って、相手の役に立てば、ちゃんと生きていける

『ぼっち起業で生きていく。』は、性格を無理に変えず、今の自分のままで働きたい人に向けたやさしいガイドです。

陰キャや人見知りといったレッテルに悩んでいる人でも、「それでもいい」と認めてくれる言葉に、私は深く共感しました。

会社勤めが続かないのは、自分に合っていないだけかもしれない

——この視点は、自分を責めがちな人にこそ響くと思います。

また、身近なオタクネタや得意分野をビジネスに変える考え方もとても実用的でした。

「自分に〇を出す」ことで、少しずつ希望が見えてくる。そんな温かくて実用的な一冊です。

この本は

・起業に興味がある人

・臆病な自分を変えたいと思っている人

・会社勤めがしんどいと感じている人

におすすめな一冊です!

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