
こんにちは、てつやまです。
今日紹介する1冊はこちら
『わたしが「わたし」を助けに行こう 』橋本翔太

☆こんな人にオススメ!!
・自分を責めてしまいがちな人
・なぜが治らないクセがある人
・自己肯定感をあげたい人

本書は、自分の心の奥にひっそりと佇む「ナイトくん」という存在について深掘りしていきます。
ナイトくんは、幼い頃から傷つかないように「わたし」を守ってきた、ちょっと不器用で極端な“心の騎士”。
病気や片付けられない癖も、実は彼なりの防衛策かも?
この本は、自分を責めるのではなく、守ろうとする心に優しく寄り添う視点を与えてくれます。

なんでこの本を読んだの?

書店に陳列されていた本書表紙をみて、興味を惹かれました!
それに、タイトルの『わたしが「わたし」を』の部分にも、自分の中の自分に語り掛けているようで、面白そうだと思いました!
本の内容で大事な3つのポイント
①「わたし」を守る騎士「ナイトくん」
②問題は「消す」ものではなく「理解する」もの
③「自分で自分を助ける経験」が、自己肯定感を育てる
一つずつ解説していきます!
①「わたし」を守る騎士「ナイトくん」
「ナイトくん」とは感謝で向き合う!
橋本翔太さんの『わたしが「わたし」を助けに行こう』を読んで、最も印象的だったのは
「ナイトくん」という存在です。
これは著者が名付けた、「心の防衛隊」という、あなたを守る心の中のあなた。
幼い頃から私たちを傷つけないように守ってくれていた、あなたのことを第一に考える騎士です。
このナイトくんは、私たちが無意識のうちに抱えている不安や恐れに反応し、
過剰な防衛をしてくれる存在。
例えば、人に嫌われることを恐れて心を閉ざしてしまうのも、ナイトくんの働きによるもの。
著者は、そんなナイトくんの存在を否定するのではなく、感謝し、対話し、少しずつその防衛を緩めていくことが大切だと語ります。
幼い頃から守ってくれたナイトくんに「もう大丈夫」と伝える。
私自身、人との関わりにおいて傷つくことを恐れ、距離を取ってしまうことがあります。
けれどもこの本を読んで、そんな自分を責めるのではなく、
「ナイトくんが守ってくれていたんだ」と受け止める考え方を知りました。
ナイトくんは不器用で極端かもしれませんが、私を守るために必死だっただけなんです…
そして、ナイトくんは今も私の中にいて、私を「幼い頃のままの存在」として守ろうとしています。
だからこそ、今の私がナイトくんに
「もう大丈夫だよ」
「大人になったんだよ」
と伝え、共に歩むことが必要なのだと感じました。
ナイトくんとの関係を見直すことが、心の安定と成長への第一歩になるのです。
②問題は「消す」ものではなく「理解する」もの
問題は「消すより向き合う」
この本の中で繰り返し語られるのが、
「問題は消すものではなく、理解するもの」という考え方です。
これは、私にとって非常に救いとなる視点でした。
これまで私は、問題を「なくすべきもの」「解決すべきもの」として捉えていました。
しかし、著者はそれを「一緒に手をつなぐべきもの」と表現します。
例えば、「片付けられない」という問題。
これは単なる怠惰ではなく、幼少期に親から叱られた経験が
「片付ける=親に屈服する」
という感情に結びついてしまった結果かもしれないのです。
「問題」とは、共に生きるもの!
また、「失病利得」という概念も印象的でした。
病気でいることで得られるメリット
――例えば、家族が優しくしてくれる――が、無意識のうちに心に根付いてしまうことがあります。
これは本人が意図しているわけではなく、心の奥底で「傷つかないための選択」として働いているのです。
このように、問題には必ず理由があり、それを理解することで初めて向き合うことができます。
問題を「悪」として排除するのではなく、「味方」として受け入れること。
それが、心の成長につながるのだと感じました。
私自身、これまで「問題をなくしたい」と思ってきました。
しかし、この本を読んでからは、「問題と共に生きる」という考え方にシフトしていこうとしています。
問題は、私を守ってくれていたナイトくんのような存在かもしれない。
だからこそ、理解し、感謝し、共に歩むことが大切なのです。
③「自分で自分を助ける経験」が、自己肯定感を育てる
自分を「知って」、自分を「信じる」
『わたしが「わたし」を助けに行こう』というタイトルには、深い意味が込められています。
それは、自分自身の力で、自分を助けるということです。
著者は、この「助ける」という経験こそが、自己肯定感を育てると語ります。
「自分には価値がない」「無力だ」と感じていると、「自分には、自分を助ける力がある!」とは思えません。
だからこそ、まずは「自分の力を知ること」が大切。
そして、その力を「信じること」が、自己肯定感の第一歩になります。
著者自身も、不安神経症やパニック症状に長く苦しんだ経験を持っています。
その体験があるからこそ、言葉に説得力があり、読者に寄り添う力を持っているのではと感じました。
私も、過去に鬱で退職した経験があり、「自分を助けるには、自分の価値を知ること」という考えには、深く共感しました。
大切なのは、「小さな〈できた!〉」の積み重ね
「明日から本気を出す」と思っている人は、本気を出せば結果が出るという可能性の中で生きています。
これは、希望でもあり、同時に「できない自分を見たくない」という恐れでもあります。
結果が出なかったときの絶望を避けるために、あえて本気を出さないという選択をしてしまうこともあるのです。
しかし、小さな成功体験を積み重ねることで、「自分で自分を助けることができた」という実感が生まれる。
それが、自己肯定感を育てる。
この本は、そのプロセスを丁寧に描いてくれています。
私も、問題を抱えている自分を責めるのではなく、少しずつ、自分自身を助けていくことを意識するようになりました。
ナイトくんと対話し、問題を理解し、自分の力を信じる。
その積み重ねが、私自身を育ててくれるのだと感じています。
まとめ
繰り返しとなりますが、本書のポイント
①「わたし」を守る騎士「ナイトくん」
②問題は「消す」ものではなく「理解する」もの
③「自分で自分を助ける経験」が、自己肯定感を育てる
『わたしが「わたし」を助けに行こう』は、心の奥深くに寄り添い、読者自身が自分を助ける力に気づくためのガイドブックです。
ナイトくんという存在を通じて、自分を守ってくれていた過去の自分と向き合う。
そして、問題を理解し、自己肯定感を育てる。
そのプロセスは、決して簡単ではありませんが、確かな希望を与えてくれるはず。
この本を読んで、私は「問題をなくすこと」ではなく、「問題と共に生きること」の大切さを知りました。
自分で自分を助けることができる――その気づきこそが、私にとっての最大の収穫です。
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