
こんにちは、てつやまです!
このたび、2026年度大河ドラマ『豊臣兄弟!第31話【これで、お別れにございます】』を視聴しました!

今回は清洲会議のあと、織田家がふたつに割れていく緊迫した回!

スノ子で~す!
てつやまオジさん、今回もよろしく~
1.かんたんあらすじ

オジさん、今回はどんな話やったん?

まず簡単にあらすじをお伝えしますね。

清洲会議のあと、織田家は秀吉派とお市の方派にはっきり分裂。
小一郎は孤立していく兄と、他の織田家家臣たちの間をなんとかつなぎとめようと必死になるんですが……

織田家がふたつに割れて…
なんかもう仲直りできんくらいの空気になってたよねぇ…


両者の溝はかなり深い。
お市の方や秀吉、それぞれの覚悟を知ったことで、小一郎自身も決断を迫られる展開になっていきます。

小一郎、いっつも間に立って苦労しとるイメージやけど、今回も大変そうやね……
2.心に響いた名場面

今回いちばん心に響いたのは、羽柴秀吉のこのセリフ!
「これでお別れでございます」

お別れ?
これってどんな場面なん?

これは、信長の葬儀を秀吉主導で執り行った場面。
そんな時、亡き上様との思い出を振り返るシーンがあって…

どんな思い出を振り返ってたん?

大河ドラマ『豊臣兄弟!第4話【桶狭間!】』の、草履にまつわるエピソード!
覚えていますか?

あれやろ!
うんうん…あれかあ~(笑)

うろ覚えが過ぎる(笑)
信長が、自身の草履を片方ずつ、羽柴兄弟に分け与えたやつですよ!

そうそう!
「草履は片方だけでは役に立たない」ってやつ!

そんな、敬愛する信長との出来事を懐かしむ秀吉。

その大切にしていた草履の片方を、上様の位牌のそばにそっと差し出しながらつぶやくセリフがこれ!
しかも、今回のタイトルにもなっているんです!

えっ、タイトルの「これで、お別れにございます」って、てっきりお市の方との別れの話やと思っとった!

私も同じ予想をしていたので、正直かなり驚きました。
「信長に向けた言葉」だったんですよね。

しかもこれは、単に個人としての信長との別れというだけじゃなくて、「信長が大事にしていた織田家」そのものとの決別でもあるという、二重の意味を持たせた演出になっていると感じました。

静かなる決意。
敬愛する信長、そしてその血族との決別…
そう考えるとめちゃくちゃ重いセリフやん


亡き信長のために盛大に開催した葬儀。
これは同時に、秀吉自身の、過去との区切りをつけるための儀式でもあったのでしょう…
3.「この話のここが凄い!」3選
①柴田勝家とお市の方——夫婦としての関係はどうだったのか

そういえば、そもそもお市の方と柴田勝家って、なんで夫婦になったん?
もう一回、わかりやすく教えて~


了解!
「なぜふたりは夫婦になったのか?」
その理由は、大きく3つの可能性が示唆されています!

3つの?

まず一つ目の可能性は、柴田勝家だけが織田家と血族関係を持っていなかったからだという理由です。
「秀吉や丹羽長秀、池田恒興はすでに織田家と縁があったのに、勝家だけが持っていなかった、だから織田家とのつながりを深めるための婚姻だった」という考え方ですね

柴田勝家以外の人には、深い織田家との繋がりがあったんやね…
| 武将 | 縁の種類 | 織田家とのつながり |
|---|---|---|
| 丹羽長秀 | 姻戚 (結婚で結ばれた縁) | 信長の兄・織田信広の娘(信長の養女)桂峯院を正室に迎える。嫡男・長重も信長の五女を娶り、2代にわたり姻戚関係を結んだ唯一の家臣 |
| 池田恒興 | 乳縁 (家族同然に育った縁) | 母・養徳院が信長の乳母を務め「乳兄弟」に。養徳院はのちに信長の父・信秀の側室ともなり、義理の兄弟の関係も |
| 羽柴秀吉 | 養子縁組による擬似血縁へ | 出自に織田家との縁は一切なし。実子(石松丸)の早世後、信長の四男(五男説もあり)・於次丸を養子に迎え「羽柴秀勝」を名乗らせた |

次に二つ目の可能性は、長浜領の引き渡しとお市の婚姻がセットの取り決めだったという解釈。

ん?どういうこと?

長浜はもともと「今浜」で、浅井氏の北近江支配領域の中心部だった場所です。
そこを治める正当性として、お市が浅井長政の未亡人だったということを重視した、ということです。

だから、治めやすくするために、柴田勝家はお市の方を妻に娶ったという考えですね…
ただし、これは一次史料から導かれたものではなく、あくまで見解の一つだという点に注意が必要です!

でも確かに、元浅井家の家臣たちは、浅井長政の妻だった人になら、上に立たれても不満を持ちにくかったのかもしれんね~

そして最後の三つ目の可能性は、織田信孝が二人を仲介したという、江戸時代の軍記物由来の説です。

ただこれは、勝家が「織田信孝」と協調していたとされる『信長公記』の記述からの推論のため、直接的な一次史料としては定かではない点注意が必要です。

結婚ひとつとっても、いろんな政治的な理由があったんやね。
今回の大河ドラマでは、結局どの説が採用されとるん?

今回のドラマでは、①の「織田家とのつながりを強めるため」という説が採用されているように見えました。

単に織田家とのつながりを強めるためだったんなら、勝家とお市の方は望んで結婚したわけやなさそうやね…

二人の関係性、夫婦仲については…実は何もわかっていないのが現状なのです!

なぜ、何もわからないのか?
それは、二人の夫婦としての仲、つまりプライベートな関係性を直接伝える一次史料が、実は現時点で一点も見つかっていないからなんです!

そうなんだあ~!
ドラマだと仲睦まじく描かれとる印象やけど、実際は記録が残ってないんやね。

そうですね。
婚姻からわずか半年ほどで自害という短い期間だったこと、
しかも戦時下だったこと、
そして戦国時代の女性の私的な記録自体が少ないことなどなど…

これらの要因が重なって、史料が残らなかったのではと考えられています。
大河ドラマの「仲睦まじい夫婦像」は、あくまで物語としての脚色だと理解しておくのがよさそうですね。
②上様の法要——史実でも本当に2回行われたのか?

今回、法要の場面がふ2回出てきてたよね?
お市の方が主導で行ったやつと、秀吉が行ったやつ。あれって史実でもそうやったん?


実は史実では、信長の追善供養は3回営まれているんです。

3回ですと!?
まず天正10年9月11日、京都・妙心寺でお市の方が主催した百日忌。
その翌日の9月12日には、京都・大徳寺で羽柴秀勝(秀吉の養子)が施主となった百日忌。
そして10月15日、秀吉主催による大規模な葬儀が同じく大徳寺で行われています。

3回かあ…
でも、大河ドラマだと2回分しか出てこんかった気がするんやけど?


ドラマでは、②の秀勝が喪主を務めた法要と、③の秀吉主催の大規模葬儀が、ひとつの場面としてまとめられていたように感じました。

おそらく「お市の方」対「秀吉」という対立の構図を、視聴者にわかりやすく伝えるための演出上の工夫だったのではないかと思います。


それぞれの法要には、どんな意味があったん?

妙心寺の百日忌は、お市の方が「織田家の嫡流」としての立場を主張する意味合いがありました。

一方、大徳寺での法要は、秀吉が「信長の後継者」であることを内外に示すための、いわば政治イベントだったんです。

同じ信長の死を悼む場でありながら、それぞれがまったく違うメッセージを発していた。
ここに、この時代の緊張感が凝縮されていると思います。

法要ひとつで、もう政治の駆け引きの場になっとるんやね。
すごい世界……
③お市の方と秀吉、そして小一郎の覚悟

今回、お市の方と秀吉、それぞれの「覚悟」がすごく印象的やったんやけど、てつやまオジさんはどう見た?


お市の方の覚悟は、「兄上はもういない。だからこそ、織田家の誇りは自分が守らねばならない」というものでした。

小一郎との対談の中で「兄上の志は私が受け継ぐ」と語る場面があるんですが、これは信長個人への思いというより、兄が導いてきた織田家そのものへの想い、いわば「絆」や「ホーム」を守りたいという気持ちの表れだったのではないかと感じました。

へえ~…じゃあ秀吉の覚悟はどんな感じ?

秀吉の覚悟は対照的で、「織田家という血筋」を守るのではなく、「信長個人の思いや願い」を叶えることに重きを置いています。

新しい世を作るためなら、他を捨て去る覚悟がある。
大切な信長を失った自分だからこそ、その願いを成し遂げねばならない、という決意ですね。

二人とも、大事な人を失った悲しみを、まったく違う方向のエネルギーに変えとるんやね……
じゃあ、二人の間で揺れる小一郎はどうするん?

そこなんですよ!
お市の方から「今の兄を真に支える覚悟があるのか」と厳しく問われる場面があり、さらには「わたくしを殺してみよ、それができないなら勝ち目はない」とまで言い切るんです。宮崎あおいさんの熱演もあって、本当に圧倒される場面でした。

うわあ、そこまで言い切るんや!
それでそれで?

鬼気迫るお市の方の語りに圧倒され、言葉が出てこない小一郎…
そんな彼を尻目にその場から去ろうとするお市の方。

しかし、立ち去る前に一言「そなたらを止めることが、今一度生きる力となった」と労うんです!

お市の方、チョー格好イイ!!

そんな彼女に向け、精一杯のカラ元気で小一郎はこういうんです。
「であれば!お市様!必ずやまた参りまする!」

秀吉とお市の方との対立が深まった感触を持ちつつも、それがお市の方にとって「兄上を亡くした喪失感を埋める役にたった」と言われたら、こういうしかないんですよ、小一郎は…

分かり合っているからこその会話やね…

そんな小一郎に対して、「しぶとい サルじゃな」と呟くお市の方。

彼女の表情、忌々しくも苦笑しているような…そんな表情に見えました…
小一郎の覚悟の、その片鱗をみた場面でした!
4.今後の展開予想(考察)

最後に、次回への考察コーナーです!
次回のタイトルは「賤ヶ岳の決闘」なんですが、これ、ちょっと気になる言葉選びだと思うんです。

えっ、どこが気になるん?

歴史的には、普通に「賤ヶ岳の戦い」でよくない?って思うんです!
これはあえて「決闘」という単語が使われていることは明白!

ふむふむ

これはおそらく、秀吉軍と柴田軍という組織対組織の合戦というより、
秀吉たちとお市の方たちの、命をかけた一対一の勝負というニュアンスを強調したいのではないかと予想します!

へえ~面白い視点!

さらに次回予告映像では、前田利家と柴田勝家が言い争う場面が出てきます。
利家は「天下人になってくだされ」と迫るのですが、勝家はそれを一喝しているんです。

私の予想では、利家は秀吉に対抗できる存在として、勝家に天下人を目指してほしかったのではないかと。

ただ、長年織田家を支え続けてきた勝家には、織田家を踏みにじるような真似はできなかったのでしょう。

「織田家」を守ろうとするお市の方の旦那だったから、なおさら勝家にはできなかったんだろうなあ…

次回もめちゃくちゃ気になる展開やん!

お市の方と秀吉、それぞれの覚悟がぶつかり合った今回を経て、次回はいよいよ決着に向かっていきます。

歴史を知っている方も、知らない方も、それぞれの立場から目が離せない展開になりそうです。

それでは、また大河ドラマ『豊臣兄弟!』の感想ブログでお会いしましょう!

またね~
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