
こんにちは!てつやまです。
このたび、2026年度大河ドラマ『豊臣兄弟! 第36話【姫若子と鬼若子】』を視聴しました!

スノ子で~す!
てつやまオジさん、今回もよろしく~
1.かんたんあらすじ

てつやまオジさん、今回ってどんな話やったん?
ウチ、なんとなく観てたから、整理が追いつかなくて。

今回の話を簡単に言うと、来るべき徳川との再戦に備えて力をつけようとする羽柴兄弟。

秀吉は関白の座を狙って動き出し、その裏で弟の秀長が総大将となって「四国攻め」を任されます。
長宗我部元親という手強い相手を、どう攻略するのか?
というのが今回の話の軸ですね。

へえ~!秀吉って、征夷大将軍じゃなくて「関白」を目指すんやね。


そこもドラマの面白いところで、後半で詳しく触れますね。

とにかく今回は「兄弟それぞれが、それぞれのやり方で天下を固めようとする」回だったと思ってください。

おっけ~!
2.心に響いた名場面

オジさんが今回一番グッときたのはどこ?

それは秀長のこのセリフ!
「長宗我部殿はお強いお方じゃ。じゃがそれ以上に、お優しいお方なのじゃ。」
「わしは長宗我部殿を説き伏せたい。さすればこの先も、我らにとって心強い味方となってくれるはずじゃ。」

これは、秀長が長宗我部元親をどう扱うか思い悩む場面ですね。

長宗我部元親を力ずくで滅ぼすのではなく、なんとか味方に引き入れたいと考えていて…そのセリフに込められた「熱い想い」!


しかし、戦国乱世という弱肉強食の世界では、ある意味「甘い」ととられない想いでもある…

その狭間で苦悩する秀長が…
いい表情しているんですよねぇ~

てつやまオジさんそういうの好きよね(笑)

確かに(笑)。
しかも、同じタイミングで秀吉が
「関白就任を控えてるんだから無様な戦は見せられない!手こずるようなら儂が出陣するぞ!」
と、秀長に厳しい書状を送るんです。

甥の三好信吉も「叔父上に出張られたら面目が立たない」と騒ぐ。
この三者三様の緊張感が、観ていてとてもハラハラしました。

えー!?上からも下からも迫られて、秀長ピンチやん!どうなったん?

そこに割って入るのが、蜂須賀正勝!

具体的な言動については割愛しますが、あの場での立ち回りがとても見応えがありました!

〈最古参〉蜂須賀正勝の活躍を、ぜひご自身の目で確かめてほしいですね。
正勝については後のコーナーでたっぷり掘り下げます。

気になる~!早く知りたい!

焦らないでね(笑)

あと個人的には、長宗我部元親が秀吉の四国政策に振り回される様子から、
「一度は認められたことを後から覆されるという理不尽さ」も伝わってきて、
それも今回の隠れたテーマだったんじゃないかと感じました。

後から覆されるのって、精神的にもしんどいんよねぇ…
長宗我部元親さんに共感できそうやん!

大河ドラマといえど、登場人物たちは「人」。
現代にも通じるものは、確実にあるものですね~
3.「この話のここが凄い!」3選
①蓬莱宮のカンテンって何?信長×元親、皮肉合戦の真相

長宗我部元親さんのこと、なんか「鳥がどうとか」言われてたよね?
あれって何なん?


信長が元親を「鳥なき島の蝙蝠」と評したと語る場面ですね。
実はこれ、同時代の史料には出てこない話なんです。

出典は江戸時代中期にできた軍記物『土佐物語』で、本能寺の変から100年以上あとに書かれた読み物なんですよ。
つまり創作の可能性が高い逸話なんです。

え!?信長が本当に言ったことじゃあないん!?

その可能性が高そうなんです!


ちなみに「鳥なき里の蝙蝠」という言葉自体は、鳥がいない場所では大したことのない蝙蝠が偉そうにふるまう、つまり「実力者がいない場所で凡人が威張る」という皮肉の効いたことわざです。

当時の四国には天下に名だたる強豪がいなかったから、元親もその程度だ、という意地悪な例えなんですね。

ひどいなあ…
でも元親って、そんなに弱かったん?

いえいえ、むしろ逆です!

元親は土佐のいち土豪から出発して、約25年かけて四国をほぼ手中に収めた人物なんです。

25年も!?

父の代からの悲願を背負い、信長からは一度「切り取り次第」と認められたのに、
後になって「土佐と阿波南半分だけにせよ」と要求を翻された。

ひどい!一度は認められたことを反故にされるなんて…

だからこその元親の反発と、最終的な降伏の重みが、とても際立つんですよねぇ~

ちなみに、軍記物『土佐物語』にて。
信長の発言とされる「鳥なき島の蝙蝠」の話ですが、実はこれ、長宗我部元親に直接言われたセリフではなく、元親の使者、中島可之介への発言とされているんです。

直接信長さんから言われた訳やないんやね?


そして私が「面白いなあ~」と感じたのがこの続きで!
主君を「鳥なき島の蝙蝠」と言われた中島可之介は、
「(それなら信長様は)蓬莱宮のカンテンでございます」
と答えたとされているんです!

蓬莱宮のカンテン?
なにそれ?どういう意味なん?

「蓬莱宮のカンテン」の「蓬莱宮」とは、伝説の宮殿、熱田神宮、中国、唐の宮殿のような立派な場所を意味し、好意的に受け取ると
「そのような場所に例える程、立派で心の広い人」と読み解けます。

ただしこれは一つの説であり、研究者の間では様々な捉え方があるみたいです。

ふーむ。
ヨイショした言い回し以外にも、説があるんやね?


そのとおり!
ちなみに私は、この説が好みです!
「寒天(かんてん)」=“天狗(てんぐさ)”シャレ説!!

シャレ!?駄洒落ってこと!?

「寒天」はテングサから作るため、「蓬莱宮の天狗(てんぐ)」と掛けたシャレ!「あなたは蓬莱宮にいる天狗じゃないですか」と言ったという説です!

面白いでしょう?

「カンテン」→「寒天」→「てんぐさ」→「てんぐ」→「天狗」…ってわけか(笑)

第六天魔王と恐れられたと言われる信長相手に、「信長様は蓬莱宮に住む天狗みたいにすごいです!」という、皮肉がきいた返しが言えたと考えるのは、少し無理があるかもしれませんが、そうだったら面白くないですか?(笑)

比叡山延暦寺を焼き討ちするような人に、そんなブラックジョーク的なこと言えたんなら…ハチャメチャな傾奇者やろ、その人…(笑)
②「侍になりたかった」近衛前久の創作セリフには根拠があった!?

近衛前久って人も出てきたよね。
「侍になりたかった」って言ってて、なんか印象的やったわ~


あのセリフ、実は史料には確認できない脚本の創作なんです。
でも、それが妙にリアルに感じられるのには理由があります!

理由?

前久という人は、五摂家筆頭・近衛家の当主で、本来なら政治の実権より権威の象徴という立場。
しかしなんと、現役の関白のまま越後まで下って、上杉謙信の関東平定を手伝いに出陣までしているんですよ。
※五摂家とは?
藤原道長(ふじわらのみちなが)の系統「御堂関白家(みどうかんぱくけ)」から分かれた5つの家のこと。関白は、この家柄からしか選ばれない。

関白なのに戦場に行く!?
それって普通あり得んっちゃない?

私も、そう思います!
公家の最高位でありながら、鷹狩りを愛し、馬にも乗り、戦の近くまで足を運んだ人物、それが「近衛前久」だったんです。

ですから「侍になりたかった」というセリフは創作なんですが、行動の積み重ねがそのセリフに説得力を与えている、という構造なんですよね。

へえ~!じゃあこの人が、秀吉を関白にするのを手伝ったのって、もともと武家社会に対する憧れもあったんかもしれんね…


1585年に「関白相論」という、摂家同士の跡目争いが起きます。
その際、秀吉は前久の猶子、つまり名義上の養子になることで、五摂家の血統を形式的に得て関白に就任できたんです。

前久が秀吉を後押ししたことで、武家出身の関白が初めて生まれるという大転換が起きたわけですね。
※「関白相論」とは?
1585年、関白の座をめぐり二条昭実(二条家当主で現職の関白)と近衛信輔(近衛家の当主で左大臣、前久の嫡男)が争った。
秀吉は近衛前久の猶子となり藤原姓を得ることで、初の摂家外出身の関白に就任。
武家関白制が始まった。

ドラマ内の近衛先久さんが「秀吉の銭や武の力」を必要としたから、秀吉を猶子にして、関白就任を後押ししたんよね?

はい。そして、「自分の次の関白には、近衛家の当主で先久の嫡男に」と約束する…
約束するんですが…

ん?
どしたんオジさん?

いえ、今回の大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、関わらりのない話でした…
気にしないでください

そう?

…
③「あったかもしれない場面」蜂須賀正勝と豊臣兄弟の絆

今回の話、蜂須賀正勝さんもいい仕事してたよね~
「関白になる…すごいのう」
「じゃがわしにとってはもっと大事なことがある」
「その関白が、わしのほれた男かどうかじゃ」

そう言って、秀吉に初心を思い出させようとしてた場面は…
テレビを食い入るように観てたよ!

そうですよね!
あそこはめちゃくちゃいいシーンでした!

ドラマ内では、正勝が秀吉の四国出陣を思いとどまらせて、秀長に任せるよう説き伏せる、という場面が描かれました。

ただ正直に言うと、この「正勝が説得した」という逸話そのものを裏づける史料は見つかっていません。

え、そうなん!?
じゃあ史実ではどうやったん?

史実として確かなのは、秀吉が当初は自ら四国へ渡るつもりだったのに、最終的に見送って秀長に任せたという事実です。

そしてその理由は一つじゃなくて、複数の事情が重なっていたとされています。

複数の理由?
※四国征伐に秀吉が参加しなかった理由
・秀吉の体調不良
・まだ抵抗を続けていた佐々成政への備え
・関白就任のための朝廷対応で京を離れられなかった
・甥の秀次に実戦経験を積ませたかった など

なるほどねえ~
ところで、四国征伐において、正勝さんは何をしてたん?

正勝は、讃岐・阿波方面の攻めに関与し、長宗我部との講和にも一役買ったとされています。

戦後、阿波一国を与えられる予定だったんですが、それを辞退して息子の家政に譲ったと伝わっているんです。

辞退したん!?


ドラマの「説得」演出は創作ですが、正勝という人物が、「要所要所で存在感を発揮した古参の腹心だった」というのは史実に近いイメージだと思います。

たしかに、この『豊臣兄弟!』で高橋努さん演じる蜂須賀正勝って、
「苦しい時から兄弟とともに戦ってきた最古参」
「兄弟に更なる明るさを与えていたムードメーカー」だったもんね!

だからこそ、「上様」と呼ばれるほど偉くなった秀吉に対して、物申す今回の立ち回りには、納得感があったんやね~

史実ではなかったのかもしれない。
しかし、蜂須賀正勝と豊臣兄弟との絆の深さを考えると「あったかもしれない場面」だと想像できる。

そういう楽しみ方も、大河ドラマにはあるのかもしれませんね!

そやね!
4.今後の展開予想(考察)

次回はどんな展開が待ってるんやろ?

次回第37話は「秀長の国」というタイトル。
この回は、秀長が大和郡山を治める話になりそうです。

大和国って、治めるにはとても面倒な土地だったんです

寺社は「昔から自分たちの土地だ」と主張し、地侍や国人も自立心が強い。
統治する筒井氏でさえ手を焼いていた土地なんです。

うわ、めんどくさそう……秀長、大丈夫かな?

心配ご無用!

そこはまさに秀長の真骨頂!

今回の四国攻めでも見せたように、力でねじ伏せるのではなく、秀長は、対話と調整で物事を収めていくタイプ。

力押しでは一筋縄ではいかない大和の統治を、少しずつ解きほぐしていく展開になるんじゃないかと予想しています。

そういえば次回予告映像の中で、蜂須賀正勝さん、なんか意味深なセリフ言ってなかった?
「わしの人生を懸けてよかった…」
ウチ、ちょっと気になったんやけど。


実は私もそこが気になっていて!
ネットの反応を見ても、正勝の様子に心配の声が上がっていました。

彼はここまで『豊臣兄弟!』の癒しを担当してきた人物なので、退場のフラグが立ったような予告に、寂しさを感じます…

「癒し担当」(笑)
でも、たしかにいなくなるのは寂しい…


蜂須賀正勝と対照的に描かれたいた竹中半兵衛。
そんな彼は、第23話で戦中に命を落としました…

もし正勝の最期が描かれるとしたら、そんな半兵衛の最期とは真逆なんじゃないかと考察しています!

たとえば、屋敷の一室で仲間に囲まれながら穏やかに、という静かな別れになるんじゃないかなと…

この大河スタッフなら、十分ありそうな演出やん!

あと蛇足ではあるのですが…
NHKの公式のネット配信サービス【NHKプラス】では、「人生を懸ける」と字幕が使われたいました。

字幕?
どういう漢字を使っていたかって話?


NHKは、正しい言葉遣いを使用することをモットーにている…
そんなNHKが、「人生を賭ける」ではなく、「人生を懸ける」にしている理由。

それは、蜂須賀正勝が羽柴兄弟に協力したのは、
「一時の賭け」ではなく、
「人生を懸ける」、まさに「一所懸命」の精神の下、人生全てを尽くしたからではないかと思いました

蜂須賀正勝という人物に対して、こちらの方がふさわしいと、大河ドラマスタッフが感じた…そうだったらいいなあと思います

たしかに…
そっちの方が、蜂須賀正勝さんのキャラクターに合ってるって、ウチも思うよ!

それでは、また大河ドラマ『豊臣兄弟!』の感想ブログでお会いしましょう!

またね~
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